ゴリ押しエンジンのOH

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9ee1d173328ebf4d7a4404cdd87d0f93.jpg9ee1d173328ebf4d7a4404cdd87d0f93.jpg一言。ラジコンの話です。

自分用の作業メモも兼ねて。。。

前回の記事でエンジンを載せ換えてしまったのですが、OHするはずだったのでパーツは買ってありました。

ですが、最近先生であるSU氏は違う趣味で多忙なため会う機会が減ってしまったので、自分でやって見ることにしました。
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「オレんとこ持って来たら、いつでも見たんで~。エンジンくらい簡単簡単。一時間や。」

とおっしゃっていたので持って行くと面倒見てもらえたのかもしれません。

幸いこれがはじめての分解ではなく、一台目のシャトル君が水死して亡くなられた時に提供できる臓器を探す為に徹底的に分解したため、問題は分かっていました。

分解する以前にパーツを買ってしまったので、ちょっと買い過ぎてます。

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キャブレターに付いては外から掃除した以外は何もしてません。ただ、エンジン側の挿入口のところに樹脂のようなもので径が太くしてあって、気に入らなかったです。

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ヘッド開けて一発目の感想は、何故か半分だけ黒いピストンでした。

まぁ十中八九上手く燃えてなかった証拠でしょうね。ごめんねオーナーがエンジンのこと分かってなくて。変な空燃比で焚いていたんだろうね。辛かっただろうね。


最初の知恵の輪です。一回目では解決できなかった問題。コンロッドがクランクから抜けない件に付いて。(笑)

なんとなくスリーブを抜くと抜けそうだったんですが、海水に浸かっていた水死体のシャトル君はさび付いて抜く気にもならなかったのでした。
一応SI氏に聞いて見ると、先にスリーブを抜いてからガタを使って抜くそうで。

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その他、下死点では抜けず上死点でしか抜けませんでした。(笑)

本当に知恵の輪とかゲームとか性に合ってないんですよ。



クランクシャフトはちょっと強引に叩いて出しました。

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掃除しただけで何もしてないです。



問題だったその2。ベアリングが抜けない件について。

これも熱を掛けて抜くのは分かるんだけど、どうやって熱を掛けるのかが分かりませんでした。ところでSU氏曰く。

「ホントはな。そんなんはな。専用の治具があるんやけどな。何万も高いやろ。オレのはな、自分で使うでさストーブで炙(あぶ)ったるんさ。( ゚Д゚)ヒョエー

ほいでな。内側のベアリングは傷つけんように養生したってな、叩くとポーンと出てくるわ。それより外側のベアリングが苦労するでー。

夏の糞暑いときにな 。゜(゚´Д`゚)ノウンコ- 、部屋でストーブ焚いてさ。傍から見たら何しとるか分からんけどさ。

ホントはなそんなことしたらアカンて言うんやけどな、自分で使うんやし、よう回っとるしそれで十分やないか。メーカー送ってもxxxxxx」(以下問題発言なので略)

ただ、我が家は焼けるようなストーブが無いので困った末にバーナーで炙る事に決意。これはやばい。片方からしか熱が掛からないので曲がる可能性が...まぁ良いか。(良くね~よ)

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で、半信半疑のままウエスでくるんで叩いて見ると

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ポーンと出てきました。転がっていってびっくり。思わず手を出しそうになったけど、何とか抑えました。

しばらくたってから見つけて触って見ましたが、熱いまま。良かった良かった。

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SU氏の言うとおり、外側のベアリングは相当に苦労しました。一番換えたいベアリングなのに。とにかく焼きまくり。あーあ

そういえばSU氏のMAX-91SX-H RING C Spec.PS黒い色が変色して茶色くなっていたなぁ


新旧の部品の比較です。

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コンロッドとピストンピンは交換しなくても良かったかな。

ベアリングはどちらも変わった形ですね。半分オープンなんてはじめて見ました。

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普通に市販されているか調べて見たいと思います。SU氏曰く「別にオープンでなくても良い」との事でしたが。


ピストンとスリーブは年季が入ってますね。今回のエンジンは単にパワー不足なだけで下ろしたためそれほど痛んでいないと思ったのですが、ピストンやスリーブに縦に傷が付いているところがありましたね。

また、スリーブの中がつるつるのピッカピカになってますね。

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実はピストンリングはピストン組む前に練習がてらに古いほうを外して見たんですが、見事失敗。丁寧にしたつもりなのに。

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ピストン組むときには割れずに入ってくれたので良かったです。


スリーブを入れたところです。新しいピストンリングがスリーブより大分大きいので心配でしたが、スリーブの下がテーパーになっていてあっさり入ったのでした。

シリンダーにあるこのピンが抜けませんでした。この手のピンにはいつも苦労させられます。

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得意の問題発生。クランクが回りません。

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写真では見にくいのですが、ピストンの向きが逆でクランクにぶつかってます。(笑)

手前のシリンダーブロックの切り欠きのところにピストンの切り欠きがあって、本来はこちらがクランク側に入れるべきでした。

分解の後、完成。

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今度Voyager君に付いている空回しして焼けたエンジンも分解してみようと思います。
こちらのエンジンはおそらく凄い見ものだと思いますから。