最近の主砲が実は50mm F1.4。それも45年位前の。でも決してバカには出来ない性能。オークションでも1万円位の値段で取引されているのにもビックリ。
初めて手にしたときから気になったのが、とんでもなく硬いピントのヘリコイド。
必ず握るように回さなくてはならず、絞りを持ちながらチョイチョイと回すなんてとても無理なほど。
さらにはピントを回すと、根元が僅かに回ってレンズ取り外し用ボタンをカチカチ言わせている。
と言ってもオーバーホールすると恐らく元値を遥かに超えてしまいそうで、そのままごまかして使ってました。
ところが冬になりさらに硬くなったので、我慢しきれず壊れてでも自分で分解してやろうと決めました。
internet で検索したら、やっぱりすばらしい先生がみえました。
http://www.geocities.jp/pxm0/nikkor-h_50mm.htm
http://homepage1.nifty.com/fukucame/daisaku/d27.htm
今回の分解でものすごく参考になりました。
と言うわけで、やっとのことでここまで分解できました。
ダイヤルゲージの中のような世界を想像していたんですが、意外と中は油まみれでグリスがコテコテ。
最後の写真で見えますけど、すでにグリスは果てておりました。多分金属も削ってスラッジもあると思います。
本当は古いグリスを掃除したかったんですが、腕が無くてこれ以上分解できなかったのでここまでです。
手持ちのグリスを入れてみました。先生方はすばらしいのを入れてみえるみたいですが、我が家にそんな精密グリスなんてものはありません。
適当にモリブデンペーストグリスを突っ込みましたが、何か。
真っ黒で汚くて見た目最悪ですが、一番信頼してます。工業機械向けにはと言うことですが・・・
このグリス給油口見たいなのは、取り付けるといったいどのあたりに来るのだろうかと思って取り付けたのが右側の画像です。(本当は分解してどこが上か分からなくなってしまったからです)
給油口(?)が真上に来るんですね。このほか色々罫書き線が引いてあったりマークしてあったりと面白かったです。
先生のところに書いてなかった事で、あわや壊しかけたのがこのネジの頭。
絞りリングを絞り本体にリンクさせているネジです。たった一本でつながってます。
先が加工されてネジがなくなっていますが、そこが絞り本体側の穴に刺さるようになっています。(2枚目の写真のくぼみの中の穴)
ちょっと頭が毛羽立ってますけど、ドライバーで坊主にするところでした。
なぜかと言うと、このネジは多分ロックタイトが使ってありました。そうとは知らず、適当に回したところねじ頭を潰しかけたのでした。(そのほかのネジには分解した限りネジロック等はしてないようでした。)
このネジだけがロックタイトを使ってあった理由ですが、このネジを締めすぎるとなぜか絞りが固まってしまうのでした。そのため、ちょうどよい高さにするために使ってあったと思われます。
それにしても小さなネジです。M1とかそんな世界なんでしょうか?こんなネジが世の中に有っただけでも驚きです。
普段鉄工所で働いているだけに、精密工業の会社の製品は似合いません。
何十年も前にどうやって作ったんでしょうか?多分職人さんの手作りなんでしょうね。
それぞれのネジは少しずつ違っていて、使う場所が決まってます。
ですが、指が太くて入りません。第一うまくつまめません。決して目も悪くないはずなんですがネジ穴もネジの方向も見えません。(近眼ですが。)
分解するより、ネジを入れるのに一苦労です。
おおよそ4時間ほどで、何とか終えました。問題だった硬いヘリコイドも普通になり、ざっとテストしたところ問題なさそうです。
次はピカピカに磨いてあげたいです。
初めて手にしたときから気になったのが、とんでもなく硬いピントのヘリコイド。
必ず握るように回さなくてはならず、絞りを持ちながらチョイチョイと回すなんてとても無理なほど。
さらにはピントを回すと、根元が僅かに回ってレンズ取り外し用ボタンをカチカチ言わせている。
と言ってもオーバーホールすると恐らく元値を遥かに超えてしまいそうで、そのままごまかして使ってました。
ところが冬になりさらに硬くなったので、我慢しきれず壊れてでも自分で分解してやろうと決めました。
internet で検索したら、やっぱりすばらしい先生がみえました。
http://www.geocities.jp/pxm0/nikkor-h_50mm.htm
http://homepage1.nifty.com/fukucame/daisaku/d27.htm
今回の分解でものすごく参考になりました。
と言うわけで、やっとのことでここまで分解できました。
ダイヤルゲージの中のような世界を想像していたんですが、意外と中は油まみれでグリスがコテコテ。
最後の写真で見えますけど、すでにグリスは果てておりました。多分金属も削ってスラッジもあると思います。
本当は古いグリスを掃除したかったんですが、腕が無くてこれ以上分解できなかったのでここまでです。
手持ちのグリスを入れてみました。先生方はすばらしいのを入れてみえるみたいですが、我が家にそんな精密グリスなんてものはありません。
適当にモリブデンペーストグリスを突っ込みましたが、何か。
真っ黒で汚くて見た目最悪ですが、一番信頼してます。工業機械向けにはと言うことですが・・・
このグリス給油口見たいなのは、取り付けるといったいどのあたりに来るのだろうかと思って取り付けたのが右側の画像です。(本当は分解してどこが上か分からなくなってしまったからです)
給油口(?)が真上に来るんですね。このほか色々罫書き線が引いてあったりマークしてあったりと面白かったです。
先生のところに書いてなかった事で、あわや壊しかけたのがこのネジの頭。
絞りリングを絞り本体にリンクさせているネジです。たった一本でつながってます。
先が加工されてネジがなくなっていますが、そこが絞り本体側の穴に刺さるようになっています。(2枚目の写真のくぼみの中の穴)
ちょっと頭が毛羽立ってますけど、ドライバーで坊主にするところでした。
なぜかと言うと、このネジは多分ロックタイトが使ってありました。そうとは知らず、適当に回したところねじ頭を潰しかけたのでした。(そのほかのネジには分解した限りネジロック等はしてないようでした。)
このネジだけがロックタイトを使ってあった理由ですが、このネジを締めすぎるとなぜか絞りが固まってしまうのでした。そのため、ちょうどよい高さにするために使ってあったと思われます。
それにしても小さなネジです。M1とかそんな世界なんでしょうか?こんなネジが世の中に有っただけでも驚きです。
普段鉄工所で働いているだけに、精密工業の会社の製品は似合いません。
何十年も前にどうやって作ったんでしょうか?多分職人さんの手作りなんでしょうね。
それぞれのネジは少しずつ違っていて、使う場所が決まってます。
ですが、指が太くて入りません。第一うまくつまめません。決して目も悪くないはずなんですがネジ穴もネジの方向も見えません。(近眼ですが。)
分解するより、ネジを入れるのに一苦労です。
おおよそ4時間ほどで、何とか終えました。問題だった硬いヘリコイドも普通になり、ざっとテストしたところ問題なさそうです。
次はピカピカに磨いてあげたいです。